真円にならずに歪む – 3Dプリンター How-to

「3Dプリンター How-to/ダヴィンチnano ホワイト」の【大もくじ】へ戻る

手作業ではなく、せっかく3Dプリンターで出力するのだから、きれいに型が出て欲しいですよね。


___【目次】___

真円にならない

XYZprinting」の3Dプリンター「ダヴィンチ nano ホワイト」は、
廉価モデルだから精度が低いのかもしれませんが、目で見てすぐ分かるような歪みは許容し難いです。

ですが、3Dデータでは真円を描いているのに、出力結果が真円にならないのですよ。
最初は仕方ないかと我慢して、手作業で削るなどして、なんとか凌いでいましたが、
CREALITY」というメーカーの3Dプリンター「K1」を使うようになってから、
ダヴィンチ nano ホワイト」の精度が低いのがよく分かりました。

下の写真、右が「ダヴィンチ nano ホワイト」で、左が「K1」です。
特に設定は変更せずに、寸法の調整をしただけで出力したものですが、
ダヴィンチ nano ホワイト」の方は、完全に歪んでいます。
楕円になるだけなら、設定の調整でなんとかなるかもしれませんが、そういうレベルではありません。
それに対して、「K1」の方は目で見る限り、ちゃんと真円になっています。

真円かどうかを判断する方法は、同じ大きさの円を90度回して重ねるという方法があります。
ダヴィンチ nano ホワイト」の方は、目で見て真円では無いことが分かるので省きますが、
それに対して、「K1」の方は分からないのでやってみました。
写真は直径10mmの穴を重ねてみました。
1mmでもずれがあると、上の円の中に下の円の縁が出っ張るのですが、全く出ていません。
K1」は、明らかに精度が高い事が分かります。


糸引きも

あと、穴は糸引きを引きやすいものですが、上の写真を見ると
ダヴィンチ nano ホワイト」の方は、完全に糸引きしているのが見えます。
しかし、「K1」の方は殆ど糸引きをしていません。
ある程度は、設定で糸引きを低減できますが、設定がノーマルでほぼ糸引きしない「K1」の方が優れていると言わざるをえません。


価格帯が違う

とは言え、「ダヴィンチ nano ホワイト」と「K1」では、価格帯が違います。
ダヴィンチ nano ホワイト」は、セール時で2万円強で購入できました。
K1」はセール時で7万円弱でした。
この価格の差は確かに大きいですが、性能がかなり違いますので、
ダヴィンチ nano ホワイト」を購入したのは失敗だったと言わざるを得ません。
しかし、「ダヴィンチ nano ホワイト」で得た経験は、「K1」を使う上でも役には立っています。


「3Dプリンター How-to/ダヴィンチnano ホワイト」の【大もくじ】へ戻る


お気に召しましたら、一票(ワンクリック)下さい。ランキングに参加しておりますゆえ。


人気ブログランキング
パソコンランキング
パソコンランキング



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。